要旨:現在も昔も偉人と言われる人たちは、一度は死ぬような思いをしたことがある。もしくは身近な人でそのような経験がある人が多い。
『死』と向き合うことの重要性を考えることで、仕事やプライベートでも時間を大切にして、結果成功します。
まず始めに
*三浦春馬さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます*
三浦春馬さんの訃報が流れたとき、嫁と顔を見合わせました。
夫婦で大好きな俳優さんの一人だったからです。
めちゃくちゃカッコいいし、演伎上手いし、性格良さそうだし、
視聴者としてはまさにパーフェクト人間でした。
私が初めて彼を認識したのは、小栗旬主演のクローズZERO2でした。
初めて見た時は
「なんだ!このやたらカッコ良すぎる俳優は!?」
という印象でした。
その後さまざまなドラマにも出るようになってきて、
命を題材にした「僕のいた時間」も好きなドラマの一つです。
私は一視聴者でしかありませんが、これからずっと見ていたかったのに、
本当に残念でなりません。
この場を借りて、心よりご冥福をお祈り申し上げます。
本日は、人間誰しも一度は考える、
死んだらどうなるのか!?ということについて
書籍(シェリー・ケーガン著:『DEATH -死とは何か- 』)
を元に私見をお伝えしていきます。
普段『死』について深く考えることはありませんが、
『死』をしっかりと意識することで、
あなたの日々の生活に少しでも良きスパイスとなれば幸いです。
<人間が死に恐怖を感じる理由は大きく2つあります。>
1つは、【死んだらどうなるか分からないから】
皆さんも同じだと思いますが、
人は知らない事、経験した事がない事、未知のものに関して
大きな不安や恐れを感じるそうです。まさにその通りですね。
死後の世界なんてものは1度死んでみないと分からないもので、
死んだら戻って来れないから語れないわけで。
ただ、この本ではその死後のことを書いてあります。
死後の世界というものは全然未知のものではないそうです。
まず、外的環境ですが、自分が死ぬことで回りの人たちに少しの間悲しみを残しますが、
世界は何事もなかったかのように回り続けます。
まさに冒頭にふれた、三浦春馬さんが亡くなられても、
あの国民的芸人の志村けんさんが亡くなられても、
皆さんの普段の生活がなんら変わらなかったように、世界は何も変わらないということです。
それでは内的環境、自分の感情とか魂といったものはどうなるのか。
そもそも魂というものは存在せず、とにかく『無』になるそうです。
死後というのは夢を見ずに眠っている状態で、
それは普段から体験している状態です。
人格というものは、たまたま生きている“今”
がそういう時期にあるというだけで、
胎児の時期や思春期の時期、人格が存在しない時期
という風に、死後の世界というのは人格が存在しないという
ただその“時期”ということだそうです。
胎児の時『無』から始まり、出生して、人格を得て、
一生終えて、再び『無』の状態に戻るだけだと。
そう解説されております。いかがでしょうか。
少し難しいですね・・・
<人間が死に恐怖を感じる理由>
【2つ目は、『剥奪説(はくだつせつ)』です。】
どういうことかと言うと、
人間はやりたい事・やり残した事がたくさんあって、
死んだらそれが全てできなくなるので、それが奪い取られる感覚になるから、
それが絶対的に嫌で失うことが怖さに繋がっているようです。
おじいちゃん、おばあちゃんとかで、たまに
「もう、わしはいつ死んでもイイ。死なんて怖くない」
みたいなことを言う人がいますが、
まさにこういう人はこれまでの人生を謳歌して、
もう悔いはないという人です。
若い時は特に死への恐怖が大きいのは、まだまだやりたい事がたくさんあるからですね。
私的には納得しました。
本著では自殺についても書かれていて、自殺は絶対的にいけないこと。
止めなければならないことであることは間違いありませんが、
それはその人の状況によっては多少異なるということです。
具体的には、病気になって、絶対治ることはないけれど、
これから先ずっと痛みを伴う治療を受け続けなければならない。
という状況だと、通り一辺倒に自殺はダメだとは中中言いづらいですね。
先の未来に絶対的に何も希望が見いだせない人は死を選ぶのは半分仕方がないです。
だから逆に言えば、それほどの状況ではない限りは自殺するのは次期早々ということです。
自殺の原因は人ぞれぞれあって、
本人になってみないとその辛さは分かりません。
ただ、会社が倒産とか大好きな人に振られたりで命を絶つのは残念です。
その時は本当に死んでしまいたくなる気持ちは私も大学生の頃に経験があります。
めちゃくちゃ好きだった彼女に振られてしまって、
人生初めて食事が喉を通らない思いをしました。
1週間食事をせず、かろうじて水だけ飲んでいました。
死にたくなる思いでしたが、思い直してよかったです。
ちょっとしょうもない恥ずかしい実体験でした。私なんてものはそのくらいしかありません。
病気で先の希望が絶対ないという状況ではない限りは、
生きてさえいれば何か希望はあるわけで、
それを知らずして命を絶つのは勿体ないです。
さて、最後に表題につなげていきます。
著名な人は人生一度は死ぬ様な思いをした人が多いようです。
それが今回の話にどう関係があるかと言うと、
『死』というものは人間皆平等にやってくるもので、
それは人それぞれ遅いか早いかの違いです。
『生』と『死』は常に隣り合わせでいつ死ぬかなんて誰も分からない。
数時間後事故で急死するかもしれないし、
明日心筋梗塞で急死するかもしれない。
そう考えたら1日、1時間、1分、1秒、悔いのない時間の使い方をしようかな
という気になりませんか。
ソフトバンク代表の孫正義さんやビートたけしさんなど著名な人は、
一度死にかけたことがあるという人が結構います。
そういう人達はいつ死ぬか分からないという
『死』は非常に身近なもので、隣り合わせということを実体験したからこそ、
生きている “今” その “瞬間瞬間”
を常に100%のパフォーマンスをしようという心構えがあるからこその、
今の地位まで登りつめたのではないでしょうか。
前のブログでも度々取り上げておりますが、
『時間は命の次に大事なもの』という意識で日々を過ごすと、
結構無駄なものが省けて、必要なことが浮き彫りになります。
目的に向かって最短ルート!
意外と省エネで目標を達成することができます。
皆さんも意識してみて下さい。
毎度ながら当たり前の事を当たり前の様にお伝えしておりますが、
何か1ミリでも日常の中の気付きになる事がありましたら幸いです。
本日も最後までご拝読頂きまして誠にありがとうございます。